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外枠の差し馬 ~秋華賞~
 波乱の桜花賞、審議のオークス、今回はどうなることやら・・・。明日は秋華賞。早速、データ分析を始める。このレースは歴史が浅く、比較的データがとり易かった。1996年からの12年間のデータである。まずは切りデータ。
・ オークス2桁着順(オークス1番人気を除く)
・ 前走500万下に出走
・ 前走1000万下で敗戦
・ 前走ダート戦に出走
・ 半年以上の休養明け初戦
以上である。これに該当するのが、アロマキャンドル、エアパスカル、カレイジャスミン、ピサノジュパン、プロヴィナージュ、ムードインディゴ、ユキチャンの7頭だ。
そして、来ても3着までのデータ。
・ 前走オープン特別に出走
・ 前走、オープン、重賞で2桁人気
・ 前走から斤量3キロ増(GI馬を除く)
以上に該当するのが、ブライティアパルス、レッドアゲートの2頭である。
つまり、残りの9頭が連対候補馬ということになる。
これではまだ半分なので、もう少し絞る必要がある。ここで役立つのが馬番データである。実はこのレース、過去12年で馬番が9以上の馬が必ず連対しているのである。このデータを適用すると5頭に絞れた。オディール、トールポピー、マイネレーツェル、メイショウベルーガ、レジネッタである。軸はこの5頭の中から選ぶしかないだろう、もはや。

さて、ではこの5頭の中からどの馬を軸にすべきか、ということになるのだが私はレジネッタを推したい。先日某競馬雑誌のデータに関するページを見た。100%信頼できるデータではないものの高確率のそれがそこにはあった。そのデータによると、唯一レジネッタだけが残るらしい。私自身が絞った5頭のデータは少なくとも過去12年のレースから読み取るならば100%信頼できるデータである。しかしその中から1頭に絞るとなると、そこは確率に頼らざるを得ない。ということで、今回某雑誌の高確率データを参考することにしたのである。実際レジネッタの安定感は出走馬の中で1番安心できるものがある。おそらく1番人気になるであろうが、関係ない。2番人気が5年連続で勝っていようと関係ない。1番人気の馬だって過去3回勝ったことがあるのだ(ちなみに人気別の優勝回数は2番人気が6回、1番人気が3回、それ以外が3回である)。問題ない。

ここからは主に上記のデータで残った馬に関して、今年のオークスの話を交えながら論じていきたいと思う。そう、馬がセーフで人がアウトだった、あのレースである。私が論じたいのはあの悲劇がなければもっと良いセンいってたんじゃねぇの?的な馬についてである。
まずエフティマイア。この馬は被害を一切受けていない。好位から素晴らしい手応えですんなり伸びてきて2着だった馬である。まあ、幻のオークス馬だね。桜花賞2着、オークス2着、古馬に混じってのクイーンSで先行して粘っての掲示板確保(3歳勢ではレジネッタに次ぐ2番手)。まあ、今回の秋華賞では間違いなく買い目に入れとかなければならない1頭でしょう。

そしてオディール。この馬も被害を受けた1頭。素晴らしかったのは被害を受けたあとの伸び。結果として5着に入っているのである。ローズSでは内を突いて残念ながら4着に終わってしまった当馬だが、本番では安勝マジックが炸裂してもなんら不思議ではない。それだけのポテンシャルをこの馬が秘めているのはファンタジーSを見れば明らかだろう。

マイネレーツェル。武豊がブログで言っていた。実は抜群の手ごたえだったと。最内がガバっと開けていたと。次こそはやってくれると。そう、次走のローズSで見事にやってくれたのである。川田だったが。この馬の力は本物である。決してトライアルホースではない。今回のレースで証明してほしい。しかし残念ながら君は本命ではない。私の欲する安定感が君には足りない。

再びレジネッタについて。言わずと知れた本命馬である。当馬はオークスで勝ち馬に外から寄られ一緒に急激に内に寄らざるを得なくなってしまった馬である。斜行最終地点でソーマジックに猛烈な体当たりを食らわしてしまったのは今さら言うまでもない。言ったけど。えー話は戻るが、つまり私が言いたいのは不利を受けたことは受けたレジネッタであるが、内を突こうとしてその道を塞がれたマイネレーツェルや、これから伸びようとするところにいきなり前に入ってこられたオディールとは少し状況が違うということである。レジネッタは被害を受けつつ、伸びてきているのである。小さいのにたくましいねぇ。いや、ホントに。こんなに健気な馬は応援したくなるよ・・・というのは冗談で、つまり!ちょっとやそっとのことではこの馬は一生懸命走ることを途中でやめない、ということなのである。これは要するに、走ったり走らなかったり訳のわからない牝馬戦線における非常にまれな、貴重な存在だということだ。私が今回の秋華賞の出走メンバーの中で唯一信用できる馬、それがレジネッタなのだ。ローズSでも古馬相手によくやった。あれは逃げたメルベイユさんにしてやられたね。3歳同士の秋華賞なら勝ちも十分ありえる。何より連対は確実なものと信じて、私は馬連の鉄板軸としてレジネッタを指名しよう。

さて、ここで肝心のオークス馬について語らなければならない。トールポピーである。桜花賞の記事で私は、この馬は長く良い脚を使えるタイプなため東京コースが向いているだろう、と言った。事実(すごく斜行はしたが)、オークスを勝っている。しかし、今回は京都の内回り。とてもじゃないがこのタイプの馬が来るとは思えないコース。どうやら2番人気に落ち着きそうだが、それでも買えない。そしてこのレースは上がり最速の馬が非常に高い確率で連に絡む傾向がある。過去12年のうちなんと10回も上がり最速の馬が連対しているのだ。トールポピーは過去のレースで一度も上がり最速を出したことはない。しっかり伸びてくるタイプの馬ではあるのだが、切れるタイプの馬ではない。何より前走のローズSが残念な結果。以上、切りで。

ここまでで、オークス関連の話は終了。

最後に「オッズ<実力」的な馬、メイショウベルーガについて論じて終わりたいと思う。この馬が、着順は安定しないが実は素晴らしい末脚の持ち主、だということは周知のとおり。実際、前走のローズSでは過剰とも思えるほどの人気。3番人気だったのである。しかし結果は5着。まあ、今回人気しないというオチな訳だ。しかしパトロール映像を見た人ならわかると思うが、レース画面では映らないところでこの馬は実は凄く頑張っているのだ。混戦の中、この馬が直線突き抜けても驚けない。

まとめ
◎ レジネッタ
○ マイネレーツェル
▲ メイショウベルーガ
△ エフティマイア
△ オディール
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【2008/10/18 16:52 】 | 未分類 |
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